表紙を見るとお金をためた人思う人は一度は手にとってしまうような考えられたタイトルの本です。
著者の井上はじめ氏が1億円を貯めることができたのかが分かる本です。
以下、ネタバレを含みますので本を読んでみたい方はここまでとしてください。
33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由
![]() | 33歳で手取り22万円の僕が1億円を貯められた理由 [ 井上 はじめ ] 価格:1,540円 |
著者の井上はじめ氏について
写真にある本の帯にもある通り、給料は手取り22万円の普通のサラリーマンです。
しかし、この本を読めばわかりますが、1億円を貯めるに過程で極めて有能な投資家になったというのが私の印象です。
どうやって1億円をためたのか
簡単にまとめると
- 節約して
- つみたて投資をして
- 更に不動産投資をして
1億円という資産を33才で築き上げるのはかんたんではありません。しかし、著者の行動は資産を築く王道を通っていると思います。特にローンを使ってレバレッジをかけやすい不動産投資を使うことは資産を最短で大きくすることにや有効だとはわかっているつもりでしたが、この本で改めて認識しました。これはネタバレにもなりますが、この本の執筆時点では不動産投資に関連するローン(負債)があるのでそれを除くと1億円には届いていないとのこと。不動産投資家にはよくあることですが近いうちにはローンを差し引いた資産が1億円を超えるとは思いますが。
節約するだけで1億円貯められるのか?
結果から言うとかなり厳しいです。この本の著者は手取り22万円から貯蓄に10万円を回しています。
貯蓄率約50%は超がつくほどの節約上手なサラリーマンです。
1ヶ月を家賃込で12万円で過ごすとなると相当節約しないと到達できない数字です。
私も毎月家計簿をつけていますが、12万円で過ごすということは難しいです。
貯蓄に回していると書いていますが正確には次のつみたて投資に全額当てています。
井上氏のつみたて投資について
この本では投資信託を使ったつみたて投資について紹介されていますが、井上氏のとった方法はよくあるつみたて投資とは異なっていました。
何が違うのかというと
ある程度の利益(本の中では20%の利益)が出たタイミングで利益確定をする
という方法です。
この方法は利益を確実に拾っていきますが利益確定をすることに伴う出費(税金・手数料)分、投資効率が悪くなります。なので、万人受けする方法ではないと私は思います。ただ、利確をする1つの方法としてはありだと、この本を読んで学びました。ただし、私はつみたて投資期間中に利益確定をすることはしないと思います。
著者が積立投資に採用している投資信託は1本のみなので、どういったファンドに投資しているのかは実際にこの本を読んでみてください。
不動産投資について
1億円ためた中の内訳として大きいのは不動産投資のようです。
井上氏は実際に不動産を購入し、格安でリフォームして他人に貸したり自分で住んだりすることで不動産を増やすことで資産を増やしていったことがこの本を読めばよくわかります。
大事なのは
- 自分で考えて行動する
という1点に集約できます。
不動産投資はつみたて投資などに比べて比較的利益を出しやすいと言われますが、その分手間がかかります。その手間を誰かに任せるとその分、利益が減ってしまいます。井上氏がすごいと思ったのは「自分で考えて行動する。やりきる」ということです。人任せにすることなくひたすら考え抜いて行動したことが不動産投資での成功を呼び込んだと思います。不動産投資で設けを出す方は井上氏のように行動できる方のみかと思います。私には無理です。
まとめ
大雑把にまとめると最初にも書いたとおり
- 節約して
- つみたて投資をして
- 更に不動産投資をして
著者はこの3つで資産を築きました。
1億円ためたとありましたが著者自身もゲロっていますが色々と突っ込みどころも多いです。また、著者がつみたて投資、不動産投資を始めたタイミングが良かったのも大きいと思います。なので、現時点で同じ行動をとっても再現性は低いのではとも思います。
ただ、大事なことは「考えて行動する」ですね。
著者の井上氏もいきなり成功したわけではなく本の冒頭は失敗談もいろいろ紹介されていました。ただ「考える」は誰でもできますが「行動する」はなかなかできない人も多いと思います。
1億円たまらないかもしれませんが少しでもお金を増やしたいならまずは「行動する」が第一歩になりますね。
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