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【読書】実行力〜結果を出す「仕組み」の作りかた

実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた (PHP新書) [ 橋下 徹 ]

価格:972円
(2019/6/11 21:55時点)
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元大阪府知事・市長の橋下徹氏の著書です。

知事・市長時代のリーダーシップについての回顧録でそのときにリーダーとしてどのように考え、行動したかを7つの章に分けて振り返っています。

府知事・市長は普通のリーダーとは規模がだいぶ異なりますが、考え方としては参考になることもあります。

いくつかピックアップしてみます。

 

「比較優位」で考えられないと、「ダメ出し人間」で終わってしまう(P.159)

ゼロイチで考えるのではなく、ちょっとでも良い方法を選択する。

この本では舞洲の広大な埋立地をほったらかしにするのではなく、カジノ誘致で有効活用出来ないかという例で説明していました。

カジノはギャンブル依存症を増やすというデメリットばかりに目を向けて反対という人がいますが、そういう人たちは他にあの広大な土地を有効活用する方法をセットで反対したらって自分も思います。

何でもかんでも批判をするのは簡単ですが、広大な土地を放置するのとカジノを誘致して内外の観光客が大阪にお金を落とすのとだとどちらがいいかはちょっと考えればわかると思います。

ちなみに、「比較優位」を考えるのって、普段の行動や仕事でも大事だと思います。少しでも良くなる方法は?って考え、行動するほうが、ダメ出しばっかりしていて何もしないことに比べて遥かにマシです。

この一文はいろいろなものを考えるときの一つの観点として大事にしていきたいと思い最初に取り上げました。

ちなみに、自分はカジノ誘致大賛成です。

「ギャンブル依存症」を増やすからカジノはだめだって言うのは説得力ゼロだと思います。それに、そもそもギャンブル依存症を議論するのであれば、パチンコや競馬、競輪などの公営ギャンブルもそもそもだめなはずです。そういった事も含めて議論しないといけないですよね。

カジノ誘致反対を「ギャンブル依存症」だけで押し通すのであればパチンコから始めてほしいですよね。ギャンブルを一切禁止にするとそれって地下に潜るだけなじゃないのかなっておもう。

あれこれ言っていますが自分はギャンブルはしません。やりだすと歯止めが効かないことを自覚しているので、一切手を出さないようにしています。

「人事登用には失敗はつきもの」と考えよ(P.23)

大阪維新の会は本当に人事登用に苦しんでいますよね。丸山議員の酒乱騒ぎだけでなく数多くの問題議員が国会や地方議会で問題を起こしまくっていますね。

自分も維新の会の議員が起こした騒動は完全にNGで、即議員をやめてほしいなって思っています。

ただ、人事ごと、特に自分の職場に目を向けて考えてみると、辞令が出て配属されてくる人すべてが職場や仕事にフィットするってことは稀だと思います。

 

現在6月初旬で自分の職場にも新人が来ました。今の所、職場に馴染んで仕事を続けてくれそうです。

ここ数年、新人の面倒を見ることが続いていますが、全員が職場や仕事にフィットしているとは当然なく、全然あっていないこともしばしばありました。失敗とは思いませんが、なかなか思うように行かず、お互い苦労するってことはどこの職場でもあることです。

いきなり、適材適所になればラッキーで、失敗するという前提に立って接することで、不要ないら立ちを抑えるようにはしています。

「最後は従う」を守ってもらうと、多様な意見を取り入れられる(P.37)

自分の意見と対立する反対派の意見を頭ごなしに否定するのではなく、徹底的に議論して最後に決まった結論に対しては「従ってもらう」ということを徹底することで、多少の不満はあったとしても「最後は従う」と約束している以上、決まったことに対して全力で動いてもらうことができるとのこと。

自分の場合、どちらかというとあまり意見をいう方ではないので意見をぶつけるということはあまりしなかったので、渋々従うということですがこれだと禍根を残すことにもなりかねないので、もっと意見は言って見ようと思った次第。そうすることで”渋々”ということが少しでも減らし、仕事でも成果を挙げられるようになればいいかなと思いました。

何も意見を言わない、自分の意見が通らないと動かないような人はよくよく考えたら一緒には働きたくないなとも。

そのほかにも

大阪府知事・市長時代のリーダーシップについていろんな事例を挙げて振り返っていて、当時をいろいろ思い出すのにも良かったです。

自分は今でも「大阪都構想の賛否」を問う住民投票のときに投票に行けなかったことを後悔しています。わずか0.8%の差で否決され、今でもまだくすぶっていることを考えるとやっぱり、都構想が進んでいたらって思わずに入られません。

 

あと、橋下さんってコンサルとかコメンテーターとか都合のいいことしか言わない人が切らなのがこの本を読んだらよくわかりますw。名指しで二人を徹底的に批判しています。外から好き勝手いうのは簡単ですが、中にはいって行動するってどれだけ大変でエネルギーが要るかってことを教えてくれる一冊でした。

 

実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた (PHP新書) [ 橋下 徹 ]

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